【ネットが産んだ天才アニメーター】ラレコ氏は生きている、そして過去作もちゃんと見れる

個人サイトにはやはり魔物が住んでいる

 実は本当に、ごくありふれた個人サイトで始まったのが「ラレコ」さんのアーティスト人生の始まりであったかと思う。最初はサイトも地味だった。

 なんとはじまりはジオシティーズである(実際サイト探すのも苦労した)。ブレイクの始まりだった「カレーパンの歌」Gifも、最初はWAVとGIFを同時に読み込ませて同期を図るという小難しいことをやっている。「身内に見せるつもりで」の感覚で個人サイトを作ることを選択できたのが、この人にとって幸運だったのだろう。この後、FLASHと作者が出逢うことでその才能は爆発をした。

(※希少なGIFアニメーション文化の紹介の引用のために原典を載せますが、著作者様から指摘答ありましたら削除いたします)

まとめテキストサイト群に伝播した「やわらか戦車」

 突如、ネット黎明期の方の「ニュース系テキストまとめサイト」群が一斉に『やわらか戦車』を発掘した。もう、それはもう絶賛の嵐であった。

 「あの『カレーパン』の人だ!!」
 一部では色めきだった。一個人サイトが発表したFLASHで、ここまでのオリジナリティあふれるものが生まれるとは!!
 なおラレコ氏は漫画家を目指していたといい、また作中で使われていた楽曲や歌も自作である。はっきり言えば、マルチクリエイターだった。うーん、ネットがなかった時代で言えば、みうらじゅん先生や久住昌之先生が近いのじゃなかろうか?バブル期まっさかり、アングラ出版社から漫画やエッセイを出しながら音楽活動、映像作家などもこなしていた人々だ。
 なお現在はこのやわらか戦車シリーズはYoutubeで見ることができる。最初はOPアニメーションだけだったのだ。53話にわたるアニメ作品位まで発展した。ゲーセンのプライズにも登場したほどの人気キャラになった。

「くわがたツマミ」連載

 こんな逸材、在野にほっておくわけがない!!
 というわけで、個人サイト連載が行われたこの作品、「ライブドアネットアニメ」というサービスに加入することになり連載もそちらで更新が行われた。個人的にはぶっ飛んだ設定のこっちのアニメの方が好きである。ツマミちゃんかわいいし。DVDにもなっているとは知らなかった。

 のちライブドアネットアニメはサービスを停止。現在は竹熊健太郎氏の働き掛けで立ち上げられたアニメーションや漫画などの発表サービス「電脳マヴォ」にて公開中である(コチラ!)。コチラでは傑作選として、ラレコ氏の傑作選が見ることができる。

ラレコさんは今何をしているのだろう?

 もうバリバリの現役っすよ、現役。Twitterアカウントもあるし生きている。

 正直な話、ネットと才能がかみ合って「出世」をした人というのは本当に多くなってしまった。ニコ動の「P」出身だったあの大物音楽プロデューサーだって、Youtuberからタレントになったあの人だっている。こないだ大ヒットした「けものフレンズ」のたつき監督と彼が属するアニメーションチーム「ヤオヨロズ」も、再生数が少ないのが信じられないようなオリジナルアニメーション作品群をひっそりと発表していた。
 実感として思うのだが、ネットがあろうがなかろうがこういう創作の世界において限って言うのだが、出世に関しては…、そして圧倒的才能どちらかが欠けても難しいのだ。それはとってもとっても、厳しい世界だし、寂しい話だったりする。昔テレビにも出ていた天才肌のお笑い芸人が今普通のサラリーマンとして、自主映画をちまちま撮ってるとか。「あの人は今」、そういう話を訊かされると、やっぱりそう思う。

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